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教職大学院院生による成果報告が行われました(平成30年度神奈川県立総合教育センター研究発表大会)

 平成31年3月5日(火)・6日(水)に「平成30年度神奈川県立総合教育センター研究発表大会」が開催されました。研究発表大会では、本学教職大学院からは、大磯町立国府中学校の海保岳教諭と県立市ケ尾高等学校の久重路麻美子教諭が、1年間の研究の成果を報告しました。

【研究テーマ】

・海保岳教諭:「話したい」・「聞きたい」・「考えたい」を引き出す授業の実現~思考ツールを活用した系統的・教科等横断的な授業改善を通して~

・久重路麻美子教諭:主体的・対話的で深い学びの実現に向けた組織的な授業改善~数学科の取組から~

 
 

 海保岳教諭は、系統的・教科等横断的な「主体的・対話的で深い学び」の実現のために、「話したい」・「「聞きたい」・「考えたい」という三つの言葉をキーワードとして設定し、小・中学校が連携して、思考ツールを活用した課題解決型の授業を実践し、その効果を検証しました。特に、近隣の小学校との連携を一層進め、9年間を見通して児童生徒の学びに向かう力を引き出すための有効な研修会や授業研究会の在り方を探ってきました。
 発表後は、「思考ツールとは具体的にどのようなものか」「学校での協力体制はどうだったのか」などの質疑応答がなされました。

 

 久重路麻美子教諭は、「主体的・対話的で深い学び」の実現のためには教師が協働して進めていく必要性があることから、1教科(数学科)において、習得・活用・探究を意識した指導計画の作成と共有、研究授業の事前検討、事後検討を行うなどの授業づくりに取り組み、数学科教員と生徒の意識の変容を見取り、学校全体の授業改善に向けた参考とするための成果と課題の検証を行いました。
 発表後は、「組織的な授業改善への取組ではどのような点が難しかったか」「教科内の検討でどのような議論がなされたのか」などの質疑応答がなされました。

 

 いずれの発表においても、多くの参加者を得て活発な質疑応答が行われ、これらの研究に対する関心の高さがうかがえました。

 次年度は、今年度の研究をさらに発展させていき、その成果は多くの学校の課題を解決することに役立つと考えられます。今後の取組と成果の発信に期待しています。

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